個別生産・製番管理 ドタバタ生産脱出 プレセミナー&説明会 【名古屋開催】2019年12月14日(金)

■現場コンサルや書籍の内容に満足していますか?

 

 

製造業として、一般的に書籍に書かれている内容、研修で提供されている知識やスキルは加工組立型生産の“計画生産のしくみ”や“量産のしくみ”がほとんどです。それは、計画生産や量産は「標準」を設定しやすく、「標準」に基づいた一般的な手法やソリューションを適用しやすいからです。

 

しかし、加工組立型生産の中でも、個別生産や製番管理による生産を行っている企業は多く、書籍や研修で提供されている一般的な知識や手法を適用しようとしても、なかなか適用できないのが実状です。コンサルタントに改善の指導をしてもらっても、 
「確かに言われていることは分かるけど、それは同じものをくり返し生産している企業だからできる。我が社のように一品一品仕様が違う生産だと違うんだよね」
と思われたことはありませんか。生産性を上げたくても、私たちの製品の特性や生産の特性に合ったやり方が見つからない。私に相談をされる企業の皆さんからも、そんな言葉をよくお聞きします。

 

一方で、一品一品仕様が違う生産とは言え、売上の拡大や多様化する市場に対応するためには、生産数を拡大しなければなりません。個別生産や製番管理による生産は、一品一品を個別に管理しなければならず、生産数が拡大すると、管理ボリュームは生産数に比例して倍々になってしまいます。 
そうかと言って、多品種少量生産のように量産のしくみに移行していくことは、顧客の仕様に細かく対応するという自社の強みがなくなってしまうと思われる企業が多いのも確かです。
やはり、求められていることは、個別生産や製番管理を基本にして、生産性を上げる方法なのだと思います。

 

個別生産や顧客の多様なニーズに設計から対応していく良さを残しつつ、いかに生産性を上げていくのか。そこに何かしらの答えが見いだせることが重要です。しかし、一般的な手法やソリューションが適用できるわけでなく、それぞれの企業の製品の特性や生産の特性に合わせた生産性向上の方法を構築しなければなりません。
つまり、答えは一つだけしかないわけではなく、可能性はたくさんあって、それぞれの企業の方法を作り上げるということです。

 
一般のコンサルタントの考え方は

「標準的な手法を構築し、いかにたくさんの企業に適用するか」
 

私の考え方は

「いかに個々の企業に合った手法を構築し、適用するか」
 

私のこれまでの経験で言えば、個別生産や製番管理による生産の企業が、生産性を上げるためには、自社の生産の知識だけでなく、計画生産や量産の考え方や「なぜ、そのやり方をやっているのか」「どうして、そうすると効果がでるのか」という深い洞察的な知識が必要になります。それは、手法やソリューションは使えないけど、考え方や洞察的な知識を使えば、自社に合った方法を考え出すことができるからです。

 

そして、これも私のこれまでの経験から言えることですが、生産性を上げるための活動は、生産や購買だけでなく、設計や原価、評価、情報システムと言った、関連する業務エリアにも広がることが多いです。製造部門が単独で活動したり、改善をしても結果は出にくく、だから難しいのです。

 
 

■個別生産や製番管理に「量産」をどう取り込むのか

 

プレセミナーでは、個別生産や製番管理による生産を行っている企業を対象に、「計画生産や量産の考え方や洞察的な知識をどのように活用していくのか」をお話しし、企業の活用事例や活動をする上で発生した障害事項を紹介いたします。

 

企業の活用事例は、その企業の製品や製造の特性や特徴に合わせて、その企業に合った活動を企画して改善活動・改革活動を進めています。

しかし、あなたの企業は、事例の企業とは違った製品や製造の特性、特徴であり、起きている問題も大きな違いや、微妙な違いがあります。そこで、プレセミナーに参加されたみなさんのうち、希望される方には、改めて、あなたの企業の問題を明らかにするための無料個別相談を行います。

 

最終的には、あなたは問題を解決するために行動しなければなりません。一つは、あなたの企業に合った活動を企画すること。そして、企画を実行して結果を出すための改善活動・改革活動を始めて、推進することです。

 

また、始めるのが遅ければ、それだけ解決するための方法の選択肢は狭まり、しかも、大変で難しい方法しか取れなくなっていきます。事例でもお話ししますが、情報システムの改修が必要となるケースが多く、その場合、改修に着手するのが遅れると、やれる方法の選択肢はぐっと少なくなってしまいます。

 

そうは言っても、何が問題なのかが分からなければ、次の一歩を踏み出すことができません。まずは、プレセミナーで基本的な考え方を知り、自社の目標と現状の問題を再認識してみてはいかがでしょうか。

 

みなさんの参加をお待ちしております

 

■個別生産・製番管理 ドタバタ生産脱出 プレセミナー&説明会
 

・対象:個別生産、製番管理生産をしている製造業の管理職クラス
・日時:12月14日(金) 18:30-20:30 
・場所:ウインク愛知(愛知県産業労働センター) 
・定員:8名 
・会費:4,000円 

本セミナーは終了いたしました。
多数の皆さんにお申込みをいただきありがとうございました。

 
 

■個別生産と量産の両方に深く関わってきたからこそ

 

私が新卒で入社した会社はコンサルティング会社ではなく、製造会社でした。私はもともとエンジニアなのです。そして、その企業では製番管理の個別生産をしていました。
汎用部品の使用やモジュール化などを推進していましたが、なにを隠そう、当時は私も「顧客の要求に合わせて作っているのに、そんなことができるわけがない」と思っていた人間の一人でした。

 

コンサルタントになって、計画生産や量産の製造業のコンサルティングを始めたときは、それまでの生産方式と全く違うために、すぐには理解ができずかなり苦労をしました。それだけ、個別生産と量産との違いが大きく、”世界が違う”と言っても過言ではありませんでした。
それでも、製造業のコンサルティングを通じて、計画生産や量産の改善・改革手法を構築したりしながら、理解を深め、数十社にわたる製造業の改革・改善に貢献をしてきました。

 

しかし、この10年ほど、製番管理による生産を行っている製造会社や個別生産を行っている製造会社の相談が増えています。
その企業は、市場の拡大で注文が増加したために生産数が増えて、これまでの一品一品の管理をしていたのでは、業務や購買、生産の手間がかかりすぎて対応できなくなっていました。また、納期短縮、仕様がぎりぎりまで決まらないし変更が多発、更には価格減も求められる。そのような中で、 
 
 ・さみだれ出図によるBOMの管理が難しい 
 ・仕様変更が多発することにより部品の短納期発注が増えた 
 ・部品が納期通りに来ない(結果、製番の計画変更が頻発) 
 ・部品発注後の設計変更で部品のオーダごとの管理が煩雑になる 
 ・工程ごとの能力やキャパシティの管理が枠管理レベルにしかできないが 
 ・変更出図による部品の振替処理が頻発する 
 ・汎用部品や共通モジュールの製番なし管理のしくみが無い 
 ・在庫を持って運用するためのしくみが無い 
 ・設計も購買も生産も個別生産に対応するためには人が少なすぎる 
 ・どんどんと納期は遅れる 
 
などの問題が山積し、しかも、既に生産量は増え始め、顧客仕様も多様化を極めているので、短期間に対応しなければならない。 
そのような企業の問題を解決し、新たな生産方式に変えていく過程で、計画生産や量産の考え方や「なぜ、そのやり方をやっているのか」「どうして、そうすると効果がでるのか」という深い洞察的な知識が、製番管理による生産を行っている製造会社や個別生産を行っている製造会社にも検討のベースとなると確信しました。
そして、個別生産や製番管理による生産をしている企業の皆さんと、生産数(売上)の拡大にも、生産面だけでなく業務面からも対応し、その企業に合った方法を作り出してきました。

 

個別生産や製番管理による生産だけでなく、計画生産や量産による生産だけでもなく、双方の生産方式を組み合わせたハイブリッド型生産を生み出し、「いかに個々の企業に合った手法を構築し、適用するか」が、皆さんの難局を乗り越える、新しい最適な考え方なのです。

 

■個別生産・製番管理 ドタバタ生産脱出 プレセミナー&説明会
 

・対象:個別生産、製番管理生産をしている製造業の管理職クラス
・日時:12月14日(金) 18:30-20:30 
・場所:ウインク愛知(愛知県産業労働センター) 
・定員:8名 
・会費:4,000円

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